アメリカ旅行

【アメリカ旅行記】オハイオ・クリーブランド&ペンシルバニア・ピッツバーグ│アートと街並みに触れる旅

今回は、オハイオ州クリーブランドとペンシルベニア州ピッツバーグで私が実際に訪れたスポットを紹介します。
定番スポットだけでなく、自分が惹かれた場所や街の雰囲気を楽しみながら、子連れで回った短めの車旅です。

クリーブランド

クリーブランドは五大湖の一つエリー湖に面した都市で、音楽・スポーツ・グルメが楽しめる街。工業都市として発展してきた歴史もあり、ダウンタウンは活気があります。

Rock & Roll Hall of Fame(ロックの殿堂)

音楽の歴史が詰まったミュージアム。展示のスケール感や有名アーティストの資料、カラフルなギターなど、眺めるだけでもワクワクします。好きなアーティストの衣装や私物がみれてテンション上がります。

併設の駐車場はないので、近くの駐車場に停めてください。

Slyman’s Restaurant and Deli

クリーブランド名物のコーンビーフサンドイッチを楽しめる有名店。お肉がたっぷりで、ボリューム満点!コンビーフは少し塩辛いので、小さな子どもとシェアするならローストビーフの方がいいかも。地元の人にも観光客にも人気で、朝から行列ができることもある名店です。

周辺はセントクレア・アベニュー沿いで治安があまり良くないエリアもあります。昼間の訪問は問題ありませんでしたが、夜間は注意が必要です。

ピッツバーグ

ピッツバーグは「鉄鋼の街」として有名でしたが、今はアートや教育の街としても人気。川に囲まれ、橋が多く、古い建物が残る美しい街並みが特徴です。

「Three Sisters」と呼ばれる3本の橋も見どころのひとつ。

  • Roberto Clemente Bridge(ロベルト・クレメンテ橋)
    野球の伝説的選手ロベルト・クレメンテにちなんで命名
  • Andy Warhol Bridge(アンディ・ウォーホル橋)
    ピッツバーグ出身のポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルにちなんで命名
  • Rachel Carson Bridge(レイチェル・カーソン橋)
    環境保護運動の先駆者で、『沈黙の春』の著者、レイチェル・カーソンにちなんで命名

レイチェル・カーソン橋を走行中の写真です。彼女の『The Sence Of Wonder』が好きです。

Andy Warhol Museum(アンディ・ウォーホル美術館)

ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルの作品が集まる美術館。
彼はピッツバーグのCarnegie Mellon Universityで絵画を学び、その後ニューヨークで商業デザインや広告の仕事を経て、独自のポップアートの世界を築きました。
カラフルで大胆な作品の数々は大人も子どもも楽しめます。どこかで見たことがある有名な作品が見れます。

建物の向かいに駐車場があります。

Phipps Conservatory and Botanical Gardens(フィリップス植物園)

美しい温室と四季折々の花が楽しめる植物園。1893年創立の歴史ある建物ヴィクトリアン様式のガラスと鉄の温室はとても素敵でした。またデイル・チフーリのガラスアート展示があり、光を透かす色彩と植物が一体になった空間は圧巻でした。ガラスと植物の組み合わせが写真映えするので、カメラ好きにも嬉しいスポット。
期間限定の展示はなんと「日本の景色」でした。

車は入り口前の道路に停めます。

Carnegie Mellon University(カーネギーメロン大学)

モダンで落ち着いたキャンパスは、ただ散歩するだけで特別な気分。芝生広場で子どもが少し遊べたのも助かったポイントです。アンディ・ウォーホルはカーネギーメロン大学出身(以前はカーネギー工科大学)です。ちょうど訪れた日が「Family Day」だったようで、キャンパスには学生の家族連れがたくさんいました。

ピッツバーグ郊外

Fallingwater(落水荘)

今回の旅で一番テンションが上がったのは、やっぱりFallingwater(落水荘)

ピッツバーグから車で約2時間で森の中にあります。敷地はとっても広い。
ずっと憧れていたフランク・ロイド・ライトの建築をようやく自分の目で見ることができました。ピッツバーグの裕福なカウフマン一家の週末の別荘として建てられました。滝の上にせり出すように建てられたデザインは、フランク・ロイド・ライトの「自然と建築の融合」という理念を体現しています。川の流れる音や森の匂いを感じながら見学しました。

ちなみに、フランク・ロイド・ライトは日本の浮世絵から大きな影響を受けた建築家。水平のラインや自然との調和を大切にした落水荘を見ていると、その美意識が伝わってくるようでした。アメリカにいながら「日本の美」とのつながりを感じられるのも、印象的な体験でした。

建築的に価値があるだけでなく、五感で味わう感動がある場所なので、ぜひ訪れてほしいスポットです。

公式HPで事前に日時指定して、チケットが購入できます。6歳以下は残念ながら、建物の中は入れないので、Ground Passというチケットで入り、外からだけの見学でした。

ビジターセンターにカフェあります。

今回行けなかったスポット

時間の都合で行けなかった場所もいくつか紹介します。機会があれば行きたい。

Senator John Heinz History Center(ハインツ歴史センター)


ピッツバーグ生まれの大手食品企業でケチャップで有名な会社ハインツの施設です。

マウント・ワシントン&インクライン

ピッツバーグの絶景スポット、マウント・ワシントン。丘の上から川と街が見渡せる眺めは圧巻です。訪れるならぜひインクライン(ケーブルカー)にも乗りたいところ。ダウンタウンと丘を結ぶケーブルカーからの景色は、昼も夜も綺麗だそうです。

まとめ

オハイオ州とペンシルバニア州は、日本からだとなかなか訪れる機会が少ないかもしれません。しかし、実際に行ってみると魅力的なスポットがたくさんありました。車での旅行で立ち寄る際の参考になれば嬉しいです。Falling Waterは ピッツバーグから離れているので、街中観光と別にもう一日あれば余裕があっていいと思います。

また、美味しいラーメン屋さんも見つけたので、そちらは別の記事で紹介したいと思います。

ABOUT ME
Gen-chan
アメリカ旅行とアメリカ暮らしネタを発信。 旅・映画・音楽・漫画が好きです。2021年〜SC、2024年〜MI。