私の好きな映画のひとつ『フォレスト・ガンプ』。
何回かの旅行でロケ地を巡ることができたので、印象的なセリフとともに紹介していきます。
映画ではフォレストの生まれ故郷「アラバマ州グリーンボウ」という架空の町が登場します。でも撮影は実際にはジョージア州の小さな町で行われています。
では映画の順を辿って紹介します。
ジョージア州サバンナ
映画の冒頭、フォレストがバス停で話し続けるあの有名なシーン。
その場所は、ジョージア州サバンナのチッペワ・スクエアです。
実際のベンチは今はもう公園にはなく、サバンナ歴史博物館に展示されているそうですが、
スクエアの雰囲気はそのまま残っています。
大きな木にスパニッシュモスが揺れて、どこか時間がゆっくり流れているよう。
“My mama always said, life was like a box of chocolates. You never know what you’re gonna get.”
(「人生はチョコレートの箱みたいなもの。開けてみるまで、何が入っているかわからないんだ。」)

ワシントンD.C.
リンカーン記念堂前の池。
ベトナム戦争から帰還後、反戦集会でスピーチをするシーン。
池の向こうからジェニーが「フォレストー!」と叫んで走ってくる感動の再会。

[2022年撮影]
カリフォルニア州サンタモニカ
フォレストがふと「走ろう」と思い立ち、
アラバマから西へと走り出して、アメリカの西の端に着くんですね。
“That day, for no particular reason, I decided to go for a little run.”
「その日、特に理由もなく、ちょっと走ってみようと思ったんだ。」
そしてフォレストは何日も走り続けて、ついに海(サンタモニカ)に到着します。
“When I got there, I thought since I’d gone this far, I might as well turn around, just keep on going.”
「ここまで来たんだから、引き返して走り続けようと思ったんだ。」

[2017年撮影]

Bubba Gump Shrimp Co.
フォレストの親友 ババ(Bubba) が「エビ漁をやりたい」と夢を語るんですね。
戦場で亡くなったあと、フォレストが代わりにその夢を叶えるために始めます。
“Bubba Gump Shrimp Co.” は映画の中では架空の会社。
でも映画の人気から、現実にレストランチェーンとしてオープンしました。
ちょうどSanta Monica Pier の入り口すぐにサンタモニカ店があります。
route66の標識の近くです!
私は混んでいたので、この時入らなかったのですが、中に入ると映画の小道具や名セリフが飾られているそうです。
写真左側に写っているお店です。

[2017年撮影]
ユタ州モニュメントバレー
アメリカ横断のランニングシーンのラスト、
フォレストが「I’m pretty tired…」と言って走るのをやめる場所。
あの雄大な赤い大地が広がる場所が、モニュメントバレーです。
遠くまで続く道と、どこまでも広い空。素晴らしい風景でした。
“I’m pretty tired… I think I’ll go home now.”
(「もう疲れたな……そろそろ家に帰ろうと思う。」)

[2025年撮影]
旅を終えて
フォレスト・ガンプのセリフに、「人生はチョコレートの箱のようなもの」という言葉があります。
どんな味が待っているかは、開けてみないとわからない。
旅も同じで、思いがけない出会いや景色が、心に残る瞬間をくれます。
フォレストの物語をたどるように旅した時間は、私にとってかけがえのない経験になりました。
