今回の旅は、ラスベガスからスタートしてグランドサークルをぐるっと巡る1週間のロードトリップ。
1歳児連れでの挑戦でしたが、自然の絶景に囲まれながら、思い出深い時間を過ごすことができました。
この記事では、旅の前半に訪れたアンテロープキャニオンとモニュメントバレーについてまとめています。赤ちゃんを連れての移動やツアー参加、過ごし方なども交えて、「子連れでも楽しめる?」という目線でリアルにご紹介していきます。
私たちはラスベガスを出発し、車でアリゾナ州のページ(Page)へ。
だんだんと赤い岩の大地が広がってきて、「ついに来た!」という気持ちが高まっていきました。
アンテロープキャニオン(Antelope Canyon)
ページの街で2泊したので、私たちはロウワー(Lower)とXの両方を体験しました!アッパーは予約が取れず断念。ロウワーとXはアッパーに比べるとツアーが安いです。
ツアーに参加される方は、時差にご注意ください。
ツアーは アリゾナ州ページの現地時間(MST・サマータイムなし) を基準に運行されています。ページに滞在中の方は問題ありませんが、モニュメントバレー(夏季はサマータイム〈MDT〉を採用)からお越しの方は、時差が1時間生じるため集合時間を間違えないようお気をつけください。
ロウワー・アンテロープキャニオン
私たちはDexie’s Tourを利用。下る階段や狭い岩の隙間を歩いて進む、ちょっとした冒険気分が味わえます。光と影の美しさが印象的です。
→ 抱っこ紐で行きました。登山用ベビーキャリアを使っている親子連れが数組いました。靴は砂まみれになりますし、動きやすい服装がおすすめです。集合場所からポイントまで徒歩で行けます。結構歩きますし、階段の昇り降りがあります。


アンテロープキャニオンX
Taadidiin Toursを利用。Xは空いているので、写真をじっくり撮りたい人にぴったりのコースです。
→ 抱っこ紐でも問題なく参加でき、Xは比較的アクセスが楽なので、赤ちゃん連れに優しい印象でした。ポイントまでは車に乗って移動です。チャイルドシートが必要です。



ページ周辺
ページ観光では、ホースシューベンドやグレンキャニオンダムといった絶景ポイントを巡りました。時間があれば、レイクパウエルでのクルーズなどのアクティビティも楽しめます。
レストランやカフェ、スーパーなどあるので便利です。
グレンキャニオンダム(Glen Canyon Dam)
ページの街にある大きなダム。私たちはOverlook Pointからの眺めを楽しみました。駐車場があります。
赤茶色の岩とコロラド川の青のコントラストがとてもきれいです。曇っていたので、写りは少し微妙ですが。

ホースシューベンド(Horseshoe Bend)
駐車場から約20分歩いて展望スポットへ。眼下に馬の蹄の形をしたコロラド川が現れる瞬間は、息をのむ美しさです。

モニュメントバレー(Monument Valley)
ページからさらに東へ車を走らせると、赤い大地に巨大な岩山が点在するモニュメントバレーに到着します。まるで映画のワンシーンに迷い込んだような景色に、誰もが息をのむはず。

ザ・ビューホテル(The View Hotel)
この旅でいちばん印象に残ったのは、The View Hotelの部屋からの眺めでした。
まだ夜が明けきらない空の中、モニュメントバレーの岩山たちがだんだんと赤く染まり、静かに浮かび上がってくる光景は、まるで映画の中にいるよう。夜の星空もとても綺麗でした。部屋の窓からこの景色が見られるなんて、本当に贅沢な時間でした。
→The View Hotelはモニュメントバレー唯一の敷地内ホテルで、全室バルコニー付き&ビュート正面ビューという特等席。とても人気なので、数ヶ月前から予約が埋まり始めます。私たちは半年前に予約しました。ホテルのHPから直接予約できます。ホテルでゆっくりできて、眺めも楽しめるのでおすすめです。
モニュメントバレーの敷地内で、食事はホテルのレストランかカフェテリアしかありません。



バレーロード(Valley Drive)
モニュメントバレー内を巡る未舗装のドライブルート。自分たちの車でも走れますが、道はかなり凸凹しているので、運転には注意が必要です。広大な砂漠の中を進みながら、巨大なメサやビュートの間を走り抜ける体験ができます。



映画のワンシーン!「フォレスト・ガンプ・ポイント」へ
モニュメントバレーから少し離れたハイウェイ沿いに、映画『フォレスト・ガンプ』のあの有名なシーンで登場した絶景スポットがあります。
その名も、「フォレスト・ガンプ・ポイント(Forest Gump Point)」。
トム・ハンクス演じる主人公が長いマラソンを終えて立ち止まる、あの印象的なシーンのロケ地です。
まっすぐに伸びる一本道の先に、モニュメントバレーの岩山が遠くに連なる風景は、まさに「アメリカ西部らしさ」を象徴する一枚!これは夕方なので、岩が暗くなってしまっていますが、太陽が当たる時間の方が綺麗かも。

まとめ
- 予約は早めに!
- ツアー参加時の時差に注意(ページはサマータイムなし、モニュメントバレーはあり)
- 抱っこ紐・キャリア必須。
- 食料・オムツなどの調達は大きな町(ページ)で済ませておくのが安心。Walmartあります。
- 朝晩は冷えるので防寒着をお忘れなく!
どこまでも広がる赤い大地、岩に差し込む光、映画のような一本道。
大自然の中で過ごしたこの数日は、一生忘れられない家族の思い出になりました。
次回はこの続き、グランドキャニオン国立公園編をお届け予定です。