ミシガン州ブルームフィールドヒルズにあるクランブルック(Cranbrook)

美しい庭園や邸宅、美術館があることは知っていましたが、実際に訪れてみると、それ以上に印象に残ったのは「デザインの聖地」と呼ばれる理由でした。

クランブルックは、美しい建築や庭園だけでなく、アメリカのデザイン史において重要な場所として知られています。

チャールズ&レイ・イームズやエーロ・サーリネンなど、20世紀を代表するデザイナーや建築家が学び、影響を受けた場所でもあります。

私も訪れるまでは知りませんでしたが、デザイン好きなら一度は訪れてみたい「デザインの聖地」と呼ばれる理由を実感しました。

今回は、実際に訪れたクランブルックの魅力を紹介します。

クランブルックとは

クランブルックは、デトロイト郊外のブルームフィールドヒルズにある教育・文化施設です。

約300エーカー(約120ヘクタール)の広大な敷地には、美術館や歴史ある邸宅、庭園、学校などが点在しています。

一見すると静かなキャンパスのようですが、実はアメリカのデザインや建築の歴史において欠かせない場所として知られています。

フィンランド出身の建築家エリエル・サーリネンがキャンパス全体の設計に携わり、その後、息子のエーロ・サーリネンもここで学びました。

さらに、家具デザインで世界的に有名なチャールズ&レイ・イームズもクランブルック・アカデミー・オブ・アートで出会い、後のデザイン活動へとつながっています。

建築やデザインが好きな人なら、一度は訪れてみたい特別な場所です。

クランブルックの見どころ

クランブルック・ハウス&ガーデンズ

クランブルックのシンボルともいえるのが、クランブルック・ハウス&ガーデンズです。

20世紀初頭に建てられた邸宅と美しい庭園は、イギリスのカントリーハウスを思わせる落ち着いた雰囲気。季節の花々や緑に囲まれながら、ゆっくり散策を楽しめます。

建築だけでなく、庭園全体が一つの作品のように感じられる空間でした。

庭園の中には日本庭園もあり、ミシガンの歴史的な邸宅を歩いている途中で、思いがけず日本らしい風景に出会ったことに驚きました。

クランブルック
クランブルック・ハウス&ガーデンズ
クランブルック・ハウス&ガーデンズ 日本庭園
日本庭園

サーリネンハウス

クランブルックの敷地内には、建築家エリエル・サーリネンが自ら設計した「サーリネンハウス」があります。

現在はガイドツアーで内部を見学できますが、私が訪れた際は外観のみ見学しました。

後に世界的な建築家となる息子のエーロ・サーリネンもこの場所で育ち、クランブルックがデザイン教育の中心地となるきっかけを築いた建物でもあります。

サーリネンハウス

クランブルック美術館

クランブルック美術館では、近現代アートやデザインを中心とした展示を楽しめます。

館内は決して大規模ではありませんが、建築や家具、工業デザインに興味がある方には見応えがあります。

クランブルックは、チャールズ&レイ・イームズが出会い、学んだ場所としても知られています。

展示だけでなく、空間づくりや家具まで含めて「デザインの聖地」であることを感じられました。

クランブルック美術館
クランブルック美術館
イームズ クランブルック

デザイン好きならぜひ訪れたい場所

クランブルックは観光地としてはあまり有名ではありません。

しかし、イームズやサーリネンをはじめ、多くのデザイナーや建築家を輩出した場所として、世界のデザイン史では非常に重要な存在です。

私も訪れる前は「庭園がきれいな場所」という程度の印象でした。

実際に歩いてみると、この場所から世界的なデザインが生まれたことを知り、クランブルックが「デザインの聖地」と呼ばれる理由を実感しました。

建築やインテリア、美術が好きな方には、ぜひ足を運んでほしいスポットです。

アクセス・所要時間

デトロイト郊外のブルームフィールドヒルズにあり、デトロイト中心部から車で約45分。

広い駐車場があり、車でのアクセスがおすすめです。

庭園だけなら1〜2時間、美術館や周辺もゆっくり見学するなら2〜3時間ほどあると十分楽しめます。

クランブルック周辺の立ち寄りスポット

クランブルック周辺には、建築好きならぜひ訪れたい名建築が点在しています。

アフレックハウス(車で約15分)

フランク・ロイド・ライトが設計したアフレックハウスは、ミシガンに現存する数少ないライト建築の一つです。

住宅街の中に建つ美しいユーソニアン住宅で、建築ファンなら一度は訪れたいスポット。見学はガイドツアー制ですが、外観だけでもライトらしいデザインを感じられます。

スミスハウス(車で約10分)

クランブルックから車で約10分の場所には、フランク・ロイド・ライトが設計したスミスハウスがあります。

現在はCranbrook Center for Collections and Researchが管理しており、ガイドツアーで内部を見学できます。

私は外観のみ見学しましたが、周囲の自然と調和した美しいユーソニアン住宅で、建築好きならクランブルックとあわせて訪れるのがおすすめです。

建築好きなら半日〜1日かけて巡るのもおすすめ

クランブルックとアフレックハウス、スミスハウスはいずれも車で移動しやすい距離にあります。

建築やデザインに興味がある方なら、クランブルックを中心に半日〜1日かけて巡るのがおすすめです。

まとめ

クランブルックは、美しい庭園や建築だけでなく、イームズやサーリネンなど世界的なデザイナーを育んだ「デザインの聖地」でした。

ミシガン観光ではあまり知られていないスポットですが、建築やデザイン、美術が好きな方ならきっと印象に残る場所になると思います。

デトロイトやアナーバーを訪れる際は、少し足を延ばして立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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旅するインドア。ホテルとカフェ、街歩き、美術館や建築巡りが好きです。アメリカ在住5年間で20都市以上を旅し、子連れ旅行からアート・建築スポットまで幅広く紹介しています。実体験をもとに、無理しないモデルコースとリアルなレビューを発信しています。