イエローストーンとラシュモアの間に位置する、旅のハイライトのひとつがデビルズタワーです。今回のロードトリップでは、コディ(ワイオミング州)から車で向かい、途中で昼食を挟みながら約5時間のドライブで到着しました。

ロードトリップの一環として訪れることで、イエローストーンの自然、デビルズタワーの迫力、そして次に控えるラシュモア山の歴史的ランドマークまで、アメリカ西部の魅力を連続して体感できるスポットです。

デビルズタワーとは

Devils Tower(デビルズタワー) は、ワイオミング州にそびえる巨大な柱状節理の岩山。周囲は森や草原に囲まれており、遠くから見ても圧倒される存在感です。
この岩山は約5,000万年前、地下のマグマが地表に出きらずに冷え固まってできた「溶岩の塊(火山岩の岩柱)」です。長い年月の浸食で周囲の土砂が削られ、硬い部分だけが残ったことで、現在の高さ265メートルの巨大な岩山が姿を現しました。
周囲の平原からは約386メートルの高さで、その頂上は約1,558メートルの標高を誇ります。
表面の縦じま模様は「柱状節理」と呼ばれるもので、マグマが冷えるときに規則正しく割れてできた自然の造形です

1906年、セオドア・ルーズベルト大統領によってアメリカで最初の国定公園(National Monument)に指定されました。ネイティブアメリカンの聖地としても知られ、伝説や儀式の場所として大切にされてきました。

スピルバーグ監督の映画『未知との遭遇(Close Encounters of the Third Kind)』のロケ地としても有名で、映画ファンにとっては特別な場所です。

入り口で入場料を払って入ります。車一台25ドルでした。
America the Beautiful Pass(国立公園の年間パス)は、デビルズタワーでも利用可能です。

見どころ

Tower Trail(タワートレイル)

  • 距離:岩の周りを回るループ 1.3マイル(約2km)
  • 標高差:約170フィート(約50m)
  • 難易度:初級〜中級程度(舗装されている)

岩山のすぐふもとをぐるっと回れる人気のトレイル。舗装されているので歩きやすく、子連れやベビーカーでもアクセスしやすいのが魅力です。間近で見上げるデビルズタワーは大迫力で、柱状節理の岩肌を細部まで観察できます。
夕日で赤みを帯びる岩山は幻想的で、昼間とは違った表情を楽しめます。観光客も少なめで、駐車場も空きがあり、家族でのんびり散策するのにぴったりです。

公園内の木には、カラフルな布が結ばれていました。これはネイティブアメリカンの人たちが 願いや祈りを込めて結ぶ「祈りの布(Prayer Cloth)」 で、訪れる人もその神聖な雰囲気に触れることができます。

Red Beds Trail(レッドベッズトレイル)

  • 距離:2.8マイル(約4.5km)のループ
  • 標高差:約450フィート(約140m)
  • 難易度:ややきつめ(Moderately strenuous)

岩山を少し離れた場所から眺められる中距離トレイル。岩肌だけでなく、周囲の赤い砂岩や草原、森の景色も広がり、さまざまな角度からデビルズタワーを楽しめます。地形の変化や岩の色合いが美しく、写真撮影にもおすすめです。

ロッククライミング

デビルズタワーは、実は ロッククライミングの名所 としても世界的に有名です。
そびえ立つ柱状節理の岩肌には、無数のクラック(割れ目)があり、ここを利用して岩を登るクライマーたちの姿を間近で見ることができます。私たちが訪れたときも、双眼鏡で見上げると岩肌に小さな人影が張り付いていて、「本当に登っているんだ!」と驚きました。

登るには国立公園局の許可が必要で、毎年6月はネイティブアメリカンの宗教儀式が行われるためクライミングは禁止されています。観光で訪れるだけでも十分迫力がありますが、クライマーにとっては一度は挑戦してみたい特別な場所のようです。

黄色矢印のところにクライマーがいます

プレーリードックの棲み家

公園入口を入って少し進んだあたりの草原には、プレーリードッグの棲み家が広がっています。小さな穴から顔を出したり、ピーピーと鳴きながら走り回ったりする姿はとてもかわいらしいです。
彫刻が置かれているエリアの手前に広がっているので、ぜひ立ち寄って観察してみてください。

The Circle of Sacred Smoke(風の環)

2008年に日本人彫刻家・武藤順九さんが制作した作品です。世界3か所に設置されている平和を願うプロジェクトのひとつで、ほかにはローマのバチカン市国やインドのブッダガヤにもあります。
ネイティブアメリカンにとって聖地であるデビルズタワーに、儀式で使われる煙をかたどったこの作品は、平和と精神的なつながりを象徴しています。

プレーリードッグの棲み家から草むらを少し進んだところにあり、タワーを背景に写真を撮るのにとても良いスポットです。

周辺情報

デビルズタワー周辺は レストランや宿泊施設が非常に少ないです。
私たちは Sawin’ Logs Innに宿泊しました。ご夫婦で経営されている3部屋のみのかわいらしいロッジです。観光の拠点として便利で、家族連れでも過ごしやすい場所です。

夕食は近くのゴルフ場レストランでステーキをいただきましたが、選択肢は限られるので、訪問前に事前に計画しておくと安心です。朝食も買ってきたものを食べました。

まとめ

夏季(5月末から9月初旬)は特に混雑し、駐車場が満車になることがあります。午前10時から午後3時の間は特に混雑するため、早朝や午後4時以降の訪問をおすすめします。

不思議なパワーがあり、とても惹きつけられ、特に印象に残りました。
ぜひ他の観光地と合わせて訪れてみるのをおすすめします。

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アメリカ旅行とアメリカ暮らしネタを発信。 旅・映画・音楽・漫画が好きです。2021年〜SC、2024年〜MI。