前回の記事では、アンテロープキャニオンとモニュメントバレーまでの道のりや見どころをご紹介しました。今回は、いよいよグランドキャニオン編です。

「グランドキャニオンって、子連れでも本当に行けるの?」「広すぎて移動が大変そう…」
特に1歳前後の子ども連れだと、不安に感じる方も多いと思います。

私たちは、1歳の子どもを連れてグランドキャニオン国立公園に2泊し、サウスリム(South Rim)を中心に、かなりゆったりとしたペースで観光しました。ベビーカーと抱っこ紐を併用し、こまめに休憩を挟みながら回っています。

実際に行ってみると、サウスリムには舗装された遊歩道やトイレの整った展望スポットが多く、ベビーカーでも歩きやすい場所が多いのが印象的でした。「子連れ=大変」というイメージはありましたが、無理をしなければ、1歳児連れでも十分に楽しめると感じました。

この記事では、子連れだからこそ2泊3日にしてよかった理由と、実際に回った1歳児連れ向けの2泊3日モデルコースを、リアルな体験談とあわせてご紹介します。
「子連れでグランドキャニオン観光を検討している方」の判断材料になればうれしいです。

Grand Canyon Sign 子連れ旅行 グランドサークル

子連れグランドキャニオンは2泊3日がおすすめな理由

グランドキャニオン観光というと、「立ち寄って写真を撮って帰る」というイメージを持つ方も多いかもしれません。ですが、小さな子ども連れの場合、1泊(または日帰り)だとかなりハードだと感じました。

まず、グランドキャニオンはとにかく広く、展望スポット同士の移動にも時間がかかります。さらに、

  • 移動距離が長い
  • 時差や早朝・夕方の冷え込み
  • 子どもの昼寝やご機嫌の波

これらを考えると、「朝から晩まで詰め込む観光」は現実的ではありません

私たちは実際に2泊3日にしたことで、

  • 到着日は移動+軽めの散策だけ
  • 中日はメイン観光に集中
  • 最終日は余裕をもって帰路へ

という形で、子どものペースを崩さずに観光することができました。

特に助かったのは、サウスリム周辺に舗装された遊歩道や、トイレ・売店の整った展望スポットが多い点です。ベビーカーで歩ける場所も多く、「ここは無理しなくていい」「今日はここまでで十分」と判断しやすかったのが印象的でした。

結果的に、
「全部回らなくても、十分にグランドキャニオンを満喫できた」
という満足感があり、子連れ旅行としては2泊3日がちょうどよい日程だったと感じています。

1日目:到着日|移動+夕日鑑賞

この日は、モニュメントバレーを出発し、夕方にグランドキャニオン国立公園へ到着しました。
移動距離が長く、1歳児連れには体力的にも負担がかかるため、観光は最小限にして「夕日を見ること」だけを目的にしています。

到着後すぐに向かったのは、サウスリム東側に位置するナバホポイント(Navajo Point)

ナバホポイント(Navajo Point)

ナバホポイントは比較的東側にあり、メインスポットに比べて混雑が少なめなのが特徴です。
駐車場から展望エリアまでの距離も短く、到着直後でも無理なく立ち寄れるのが子連れにはありがたいポイントでした。

人が少ない分、落ち着いて景色を楽しめるので、
「まずはグランドキャニオンを一目見たい」という到着日にはちょうどよいスポットだと感じました。

Navajo Point
Navajo Point

夕日鑑賞:マーサーポイント(Mather Point)

夕日を見るために向かったのは、サウスリムでも特に有名なマーサーポイント(Mather Point)です。

ここは定番スポットだけあって人は多めですが、
断崖に沈んでいく夕陽と、赤く染まるキャニオンの景色は圧巻
「ここまで来てよかった」と思える、まさにグランドキャニオンらしい絶景でした。

Mather Point
Mather Point

1歳児連れのため、長時間の滞在はせず、

  • 日没前後の短時間だけ滞在
  • ベビーカーで移動し、混雑しすぎる場所は無理しない

と割り切って行動しています。

到着日は“移動+夕日だけ”にしたことで、親も子どもも余裕をもって1日を終えられました。

2日目:朝日・トレイル・夕日を楽しむ1日

2日目は、グランドキャニオン滞在の中でも一番見どころの多い1日
ただし、1歳児連れのため、移動しやすさと体力消耗を最優先にプランを組みました。

朝日 → 昼の散策 → 夕日
とメリハリをつけることで、無理なく1日を楽しめたと思います。

朝日鑑賞:ヤバパイポイント(Yavapai Point)

朝日を見るために向かったのは、ヤバパイポイント(Yavapai Point)
ヤバパイロッジから近く、車で展望スポットの近くまで行けるため、早朝でも移動の負担が少ないのが決め手でした。

朝のグランドキャニオンは空気が澄んでいて、
朝日が差し込むにつれて、谷全体が少しずつ明るくなっていく様子がとても神秘的。
「早起きしてでも見てよかった」と感じる光景でした。

5月でしたがとても寒いので、寒さ対策をしっかりした上で向かいました。

Yavapai Point 朝日
Yavapai Point

リム・トレイル(マーサーポイント〜ヤバパイ地質博物館)

朝日鑑賞のあとは、サウスリムの定番散策ルートであるリム・トレイルへ。

今回は、
マーサーポイント〜ヤバパイ地質博物館(約1.1km)
の区間を歩きました。

この区間は、

  • 道がしっかり舗装されている
  • 高低差が少ない
  • 視界が開けている

ため、ベビーカーでも問題なく移動可能
急がず、景色を眺めながらゆっくり歩くのにちょうどよい距離でした。

「トレイル=大変そう」という印象がありましたが、
この区間は散歩感覚で楽しめるので、子連れにはかなりおすすめです。

リム・トレイルの途中にあるヤバパイ地質博物館(Yavapai Geology Museum)にも立ち寄りました。

館内はコンパクトですが、

  • グランドキャニオンの地層模型
  • 地形がよく分かる展示

などがあり、グランドキャニオンの成り立ちを短時間で理解できる施設です。

Yavapai Geology museum
Yavapai Geology museum

午後 休憩

子供の昼寝も兼ねて一回ロッジに戻り休憩しました。

夕日鑑賞:ホピポイント(Hopi Point)

夕日は、ホピポイント(Hopi Point)へ。
このエリアは赤いシャトルバスでアクセス
します。

シャトルは複数の展望スポットに停まりますが、
乗車中に運転手さんが
「夕日ならホピポイントが一番きれいだよ」
と教えてくれたのが印象的でした。

当日はあいにくの曇り空で、
はっきりした夕焼けは見られませんでしたが、
それでも広がる景色には十分迫力があり、
天候に左右されにくいスケール感を感じました。

人は多めですが、展望エリアが広く、
ベビーカーでも比較的立ち止まりやすいのもポイントです。

Hopi Point
Hopi Point

この日は見どころが多かったものの、

  • 車で近くまで行ける朝日スポット
  • ベビーカーOKの舗装トレイル
  • シャトル利用の夕日鑑賞

と、移動の負担を最小限に抑えたルートにしたことで、
1歳児連れでも無理なく1日を終えることができました。

「朝日も夕日も見たい」「でも子どもが心配」
そんな方には、かなり現実的なプランだと思います。

3日目:グランドキャニオン・ヴィレッジ周辺を散策

最終日は、長距離移動に備えて公園内の移動は最小限にし、
グランドキャニオン・ヴィレッジ周辺を中心にゆったり散策しました。

このエリアには、

  • エルトバーホテル(El Tovar Hotel)
  • ブライトエンジェル・ロッジ(Bright Angel Lodge)

といった歴史ある建物が集まっており、
車を使わなくても歩いて回れるのが子連れにはありがたいポイントです。

ホピハウス(Hopi House)

まず立ち寄ったのは、ホピハウス(Hopi House)
1905年にオープンした建物で、ホピ族の村を再現した趣のある外観が印象的でした。

1階は、ネイティブアメリカンの本格的なギフトショップになっており、
ジュエリーや工芸品など、見ているだけでも楽しめます。
2階は、ホピ族の伝統工芸を紹介する展示スペースで、
短時間でも文化に触れられる落ち着いた空間でした。

屋内施設なので、

  • 天候が不安定な日
  • 子どもが少し疲れてきたタイミング

の立ち寄りスポットとしてもちょうどよかったです。

Hopi house
Hopi House

リム・トレイル(ヴィレッジ周辺)

ホピハウス周辺からは、リム・トレイルを少し歩きました。
このあたりも道が舗装されており、ベビーカーでの移動が可能

展望スポットごとに立ち止まりながら、
写真を撮ったり、景色を眺めたりと、
「観光というより散歩感覚」で楽しめるルートでした。

Grand Canyon Village 子連れ旅行
Rim Trail /Grand Canyon Village

トレイルを楽しみたい方へ:ブライトエンジェル・トレイル

もう少しアクティブに楽しみたい方には、
ブライトエンジェル・トレイル(Bright Angel Trail)もあります。

こちらは本格的なトレイルのため、
1歳児連れの私たちは展望エリアまでにとどめましたが、
体力や装備があれば、より深くグランドキャニオンを体感できるルートです。

グランドキャニオン鉄道の駅

ヴィレッジ内には、グランドキャニオン鉄道の駅もあります。
レトロな駅舎は雰囲気があり、列車に乗らなくても、写真スポットとして立ち寄る価値あり

最終日は、

  • 移動距離を短く
  • 歩く距離も最小限に

することで、帰りの長距離運転に備えられたのがよかった点です。

宿泊先:ヤバパイ・ロッジ(Yavapai Lodge)

今回のグランドキャニオン滞在では、**ヤバパイ・ロッジ(Yavapai Lodge)**に宿泊しました。
国立公園内にありながら、子連れでも使いやすく、総合的にバランスの取れた宿だと感じました。

敷地内にはレストランや売店があり、
食事やちょっとした買い出しに困らないのが大きなメリット。
部屋も比較的広く、周囲は自然に囲まれていて、夜はとても静かに過ごせました

Yavapai Lodge 子連れ旅行

Market Plazaに近くて便利

ヤバパイ・ロッジの便利さを語る上で外せないのが、
Market Plaza(スーパー)に近いという点。

ここでは、

  • 飲み物
  • 軽食
  • おむつなどの日用品

East棟とWest棟の違い

ヤバパイ・ロッジは、

  • East棟(2階建て)
  • West棟(平屋)

の2つに分かれています。

East棟

  • 比較的新しい建物
  • エアコン完備
  • 設備重視の方におすすめ

West棟

  • 昔ながらのモーテル風
  • シンプルで素朴な雰囲気
  • 自然感を重視したい方向け

国立公園内の宿泊施設の中では部屋数が多く、比較的予約が取りやすいのも魅力です。

注意点:Wi-Fiは部屋では使えません

唯一の注意点は、客室にWi-Fiがないこと。
インターネットが使えるのはロビー周辺のみでした。

ただし、

  • 夜は静か
  • 星がきれい
  • デジタルデトックスになる

と割り切れば、個人的にはそこまで不便には感じませんでした。

ヤバパイ・ロッジはこんな人におすすめ

  • 子連れで移動の負担を減らしたい
  • 国立公園内に泊まりたい
  • 設備と自然、どちらもバランスよく重視したい
  • 予約が取りやすい宿を探している

食事について

公園内にレストランはあります。ただ混雑している時もあります。

「Market Plaza Store」Grand Canyon Village Market & Deli

スーパーマーケットで食材手に入ります。一番節約できるかも。お土産もたくさんあります。
私たちはここで買って食べました。

Yavapai Lodge Dining Hall

カフェテリア形式で、セルフサービスで気軽に利用できる

Yavapai Tevern

バーでお酒飲めますし、軽食も食べれます。Elk Chili食べました。
この二つは同じYvapai Lodgeの建物にあります。

El Tovar Dining Room

El Tovar Hotel内のレストラン。高級感あるレストランです。

Maswik Food Court

広くて種類豊富なフードコート形式。

子連れグランドキャニオン観光のポイント

グランドキャニオンは、実際に訪れてみて「子連れでも意外と回りやすい国立公園」だと感じました。

✔️ ベビーカーでも歩ける舗装されたリム・トレイルがある
✔️ 車やシャトルバス移動が中心で体力的な負担が少ない
✔️ ロッジ内の設備が整っており、赤ちゃん連れでも安心して滞在できる
✔️ ベビーフードやおやつは事前に準備しておくとより安心

無理のないスケジュールで組めば、1歳前後の子ども連れでもグランドキャニオン観光は十分可能でした。


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ABOUT ME
Gen-chan
アメリカ在住。渡米前から各地を旅し、現在は子連れで国立公園や都市観光を楽しんでいます。実際に回ったルートやスケジュールをもとに、再現性のある旅行モデルコースと体験レビューを発信。アメリカ生活や日々の気づきも綴っています。